ジュニア世代のスポーツ障害
野球、サッカー、バスケットボール、陸上競技などの部活動や、地域のスポーツクラブでのケガ、痛みの症状を抱えていらっしゃるジュニア世代の方は多くいらっしゃいます。
激しい運動は、それだけ筋肉や骨、関節に負担をかけます。
成長期特有の症状、オスグッド病も含め、身近な存在である保護者や指導者の方々の知識と判断も重要になってきます。
しかし、どの世代にもいえることですが、とくにジュニア世代のスポーツ障害に上手く対処できるか否かは、その人の後の人生を大きく左右します。
大好きだからこそ打ち込んだスポーツを、度が過ぎたこと、適切な治療を受けられなかったことによりやめなくてはならない、その衝撃は体だけでなく、心にまで届いてしまいます。「子どもの体を守る」ことが何より大切です。そしてそれは、「子どもの心を守る」ことにもつながります。
私たちは治る近道を知っています。ジュニア世代のスポーツ障害は、どうぞ当院におまかせください。
オスグッド病
ジュニア世代に多く見られるのが、オスグッド病です。
成長期に過度な負担を体にかけることで生じる膝(膝関節の少し下の脛骨粗面)の痛みです。進行すれば剥離骨折が起きることもあります。
一般的には安静が勧められますが、安静にしてもよくなりません。
さらにこれも奨励されがちですが、サポーターやテーピングは効果がないばかりでなく、循環障害を起こして症状を悪化させる場合もあります。固定することで筋力の低下も招きます。痛みを避けながら運動をする方が治りやすいのです。当院では、サポーター、テーピングによる施術を行いません。
テニス肘について
テニス肘について
整形外科では「上腕骨外上顆炎」と呼ばれています。
テニスではバックボレーやサーブ時に痛めることが多くなっています。肘の外側の突起部や前腕の伸筋に小さな損傷が起き、それが積み重なって周辺組織が広く歪み、固まります。痛みを伴い、物が掴めなくなります。
■テニス肘にサポーター、テーピングは不要
サポーター、テーピングは固定して衝撃を和らげる効果があるといわれていますが、皮膚というクッションがあるのでほとんど意味がありません。筋肉を締め付けることとなり、循環障害を起こします。テニス肘だけでなく、痛みの改善のためには血液の循環をよくすることが大切です。サポーター、テーピングによる締め付けは患部をさらに過酷な状況に陥らせてしまうこととなります。
■安静は筋力低下を伴う
安静するようにアドバイスされることがほとんどですが、筋力の低下を招くこととなり、スポーツを続ける上では好ましくありません。
テニス肘は、痛みを避けながら使う方が早く治ります。適度に動かすことは、筋力低下の防止、血液循環の良化につながります。
超音波治療とは
超音波とは、人間には聞こえないほどの細かい周波数で振動する音波のことです。
超音波治療は、この超音波の音と振動エネルギー作用を利用して、1秒間に100万回もしくは300万回のミクロマッサージと呼ばれる「非常に高速で細かい振動」を、手技では届かない体の深部まで到達させ、筋肉や関節などのこわばりを和らげます。痛覚を刺激することなく筋肉を細胞レベルまでほぐすので、再生組織の活性が促され痣や骨折なども治りやすくなります。
受傷後すぐに使用できるため、ケガの絶えないプロスポーツチーム・スポーツクラブなどで多く採用されている治療法です。
超音波治療はこんな方におすすめです
立っていられないほどのぎっくり腰や、首が回らないほどの寝ちがいといった強い痛みがある
あきらめている痛みがある
ケガをしてしまったけれど、試合まで時間がない
鍼治療が苦手
交通事故によるケガや後遺症で悩んでいる
超音波治療の特徴とメリット
手によるマッサージの数倍の圧力を体の深部に直接与えることができます。超音波が体の組織に吸収される際に生じる熱で、温熱作用を発生させます。超音波が到達している範囲を立体的に温めるので、血行促進や疼痛を緩和させることができます。
ケガや痛みの急性、慢性期問わずに治療が可能です。
周波数を変えることにより、浅部から深部までのピンポイント治療が可能です。
薬剤を塗布して超音波をかけることで、薬剤の浸透性を高めます。
超音波治療の効果
筋スパズム(筋緊張、筋拘縮)の軽減水腫・血腫の軽減
炎症(急性、慢性)の治癒促進
創傷の治癒促進
外科的に切開された皮膚・腱の治癒促進
瘢痕の改善
骨折部の骨癒合を促進
疼痛(急性痛、慢性痛、神経痛、痺れなど)の軽減
超音波治療の適応疾患
スポーツ障害分野 | 頚部捻挫 野球肩 スイマーズショルダー 肩腱板損傷 上腕二頭筋長頭腱炎 野球肘 テニス肘 ゴルフ肘 筋筋膜性腰痛 腸脛靭帯炎 鵞足炎半月板損傷 シンスプリント アキレス腱炎 アキレス腱断裂 足底腱膜炎 足関節捻挫 各部疲労骨折 各部靱帯損傷 各部肉離れ 各部捻挫 各部打撲 各部筋挫傷 その他 |
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一般外傷分野 | むち打ち 寝ちがい 五十肩 肩関節周囲炎 石灰沈着性肩板炎 頸肩腕症候群 手根管症候群 上腕骨外側上顆炎 上腕骨内側上顆炎 腱鞘炎 ばね指 腰部捻挫 ぎっくり腰 腰痛症 坐骨神経痛 椎間板ヘルニア 各部関節症 打撲 捻挫 肉離れ その他 |
骨折に対する治療 | 新鮮骨折および難治性骨折の骨癒合を促進させる効果があります。 新鮮骨折の場合、今までは一定期間固定をして骨癒合を待つだけでしたが、受傷後早期から超音波を照射することで、骨癒合期間を約40%短縮することが可能になりました。 ※受傷状況(骨折の部位や形態、転位の程度)や年齢などで固定期間や骨癒合までの期間には個人差があります。 |
注意点
心臓 頭部(脳、眼、耳) 生殖器 悪性腫瘍 内分泌腺 成長期の骨端板(骨端付近の軟骨層) 知覚障害のある部位 虚血部位 麻痺部位 炎症部位 |
出血性素因の高い方 結核など感染症の方 ペースメーカなど体内に電子機器を装着されている方 手術によるプレートやボルトなどの金属が体内に埋め込まれている方 妊産婦もしくは妊娠の可能性がある方 幼児など意思表示ができない方 その他、医師が不適当とみなした方 |
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治療内容
当院の施術は、3つの軸の回転(前後、左右、ねじれ)を最初に確認いたします。
この回転運動がスムーズに動けることが、大切です。
前後、左右、ねじれのバランスを整えることにより、
身体の安定や柔軟性、
動きの滑らかさをすぐ体感できます。
また患者さんへの負担が最小で済むように、短時間で最大限の効果がでるよう努めてまいります。
ひとりひとりに合わせた施術、そして早期改善を目指します。
「癒し」ではなく、本気で体を戻したい方へ、痛みのない生活に戻りたい方、
ぜひ、お気軽にご相談下さい